税金の計算方法は?サラリーマンが支払っている所得税っていくら?
「お金を貯めたい…」「貯金しなきゃ…」、と考えたときにまず思い浮かぶことは節約ではありませんか?
でも節約で思い浮かぶことは、いつも食べてるランチの値段を下げるなどの「食費を削る」、気兼ねなく行っていた飲み会をたまには我慢するなどの「飲みに行く回数を減らす」、といったストレスのかかることばかり。
いいイメージがありませんよね。
では我慢することなく支出を減らす方法はないものでしょうか…?
実は、あります!
それは税金、つまり節税です!!
サラリーマンの方にとって、いわゆる天引きによって稼いだ分から知らぬ間に引かれている税金。
この多額に支払っている税金の節約、節税に注目したことはありますか?
もし意識したことがなければそれはもったいない!
支払わなければならない税金を減らす節税に注目してみましょう!
長期的に見れば多くのお金が節約できる可能性があります。
ただ節税するにはまず税金のことを理解しなければ元も子もありません。
ですので今回は、必ず支払わなければならない所得税を調べてみましょう!
税金を知れば、節税の方法もわかってくるはずです!
千里の道も一歩から!!
所得税とは?
所得税とは、個人の所得に課税される税金のこと。
いやそんなことわかっとるわ!
との声が聞こえてきます(笑)
ではどうやって計算されるのでしょうか?
これから説明していきます!
収入から所得税が算出されるまでの流れ
今回はサラリーマンで、副業や投資等の給与以外の収入がないシンプルな例を採り上げてみましょう!
以下の図表が所得税額の計算方法です。
- 所得金額=収入金額-収入から差し引かれる金額
- 課税される所得金額=所得金額-所得から差し引かれる金額
- 所得税額=課税される所得金額×所得税の税率
- 実際に納付する所得金額=所得税額-税額控除(上記の図表に表示なし)
所得金額の計算方法
では所得金額の計算方法からまず見ていきましょう!
上記で記載した通り、所得金額は収入金額から収入金額から差し引かれる金額を引いて算出します。
それぞれが何の金額なのでしょうか?
まず収入金額。
収入金額は、サラリーマンであれば主に毎月勤めている企業からもらう給与のことを指しています。
ここでは詳細は割愛しますが、給与以外に収入がある方、例えば、公的年金や印税、配当金、懸賞当選金等もこの収入金額に含まれ、それぞれ収入から差し引かなければならない金額を計算して所得金額を算出していく必要があります。
では給与という収入から差し引かれる収入から差し引かれる金額とはいくらなのでしょうか?
この金額は給与所得控除と言って、計算式が年収によって定められています。
以下の表をご覧ください。
年収 | 給与所得控除額 |
---|---|
162万円5千円以下 | 65万円 |
162万円5千円超180万円以下 | 収入金額×40% |
180万円超360万円以下 | 年収×30%+18万円 |
360万円超660万円以下 | 年収×20%+54万円 |
660万円超1,000万円以下 | 年収×10%+120万円 |
1,000万円超 | 220万円 |
ここでふと疑問が出てくる人もいると思います。
自分の年収っていくらだっけ?という疑問です。
年収とは、支払わなければならない税金や社会保険料などを全て含めた金額のことです。
源泉徴収票で見ると、赤枠の支払金額が年収です。
上記の表に記載されている金額を使って給与所得控除の金額を計算してみましょう!
収入金額(年収)6,847,500円×10%+1.200,000万円=1,884,750円→給与所得金額
つまり所得金額=6,847,500円-1,884,750円=4,962,750円となります!
上記の表の給与所得控除後の金額と同額になっていることがわかります。
課税される所得金額の計算方法
続いて課税される所得金額は、所得金額から所得から差し引かれる金額を引いて算出します。
所得から差し引かれる金額のことを所得控除と言いますが、どんな項目があるのでしょうか?
以下が一般的な所得控除の項目です(出所:国税庁「平成29年分所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き」)。
- 社会保険料控除:健康保険料や厚生年金保険料等を支払っている場合の控除
- 小規模企業共済等掛金控除:小規模企業共済法規定された共済契約に基づく掛金等を支払った場合の控除
- 生命保険料控除:生命保険や介護医療保険等で支払った保険料がある場合の控除
- 地震保険料控除:損害保険契約等について、支払った地震等損害部分の保険料がある場合の控除
- 寡婦・寡夫控除:寡婦・寡夫(夫若しくは妻と死別・離婚した後再婚していない方や夫若しくは妻が生死不明などの方、その他所得金額が定められた金額以下の方)である場合の控除
- 勤労学生控除:勤労学生である場合の控除
- 障害者控除:本人や控除対象配偶者、扶養親族が障害者や特別障碍者である場合の控除
- 配偶者控除:控除対象配偶者がいる場合の控除
- 配偶者特別控除:配偶者がいる場合で、配偶者の合計所得金額に応じて受けられる控除
- 扶養控除:控除対象扶養親族がいる場合の控除
- 基礎控除:全ての方に適用される控除
- 雑損控除:災害や盗難、横領によって住宅や家財などに損害を受けた場合等に受けられる控除
- 医療費控除:本人や配偶者、その他の親族のために支払った医療費が、一定金額以上ある場合の控除
- セルフメディケーション税制:健康の保持増進及び疾病の予防として一定の取組を行い、配偶者その他の親族のために支払った特定の医薬品の購入費が12,000円を超える場合の控除
- 寄附金控除:国に対する寄附金やふるさと納税等の控除に該当する寄附金を支出した場合の控除
所得税額の計算方法
最後に所得税額の計算方法をご説明します。
上記までで算出した課税される所得金額を基に計算された所得税額が、あなたがいつも支払っている所得税の金額です。
ご存知だとは思いますが、所得金額によって計算方法が異なります。
改めて計算してみると本当にたくさんの所得税を支払っていますね…。
課税される所得金額 | 課税される所得金額に対する税額 |
---|---|
1千円以上195万円未満 | 課税される所得金額×5% |
195万円以上330万円未満 | 課税される所得金額×10%-97,500円 |
330万円以上695万円未満 | 課税される所得金額×20%-427,500円 |
695万円以上900万円未満 | 課税される所得金額×23%-636,000円 |
900万円以上1,800万円未満 | 課税される所得金額×33%-1,536,000円 |
1,800万円以上4,000万円未満 | 課税される所得金額×40%-2,796,000円 |
4,000万円以上 | 課税される所得金額×45%-4,796,000円 |
※上記の4. 実際に納付する所得金額=所得税額-税額控除の税額控除は住宅借入金等特別控除等が含まれています。詳細の説明は、今回は割愛させていただきます。
まとめ
まずは収入がある日本国民全員が支払っている所得税について説明させていただきました!
こう見ると本当に多くの所得税を支払っていますよね。。。
ふるさと納税は所得控除に含まれていたんですね!
節税をしていくために、まずは税金を知ることから始めていきましょう!
住民税の計算方法は?いつからの分を支払わなければならないなどわかりやすく解説!
天引きをされているので実際はいくらかかっているのかわからない税金。
その税金を節約する、つまり節税をいかにするかがストレスをかけずに手取り額を増やしていく方法でしょう!
ただ節税するにはまず実際に支払っている税金のことを把握することが必要です。
今回は、必ず支払わなければならない住民税を調べてみましょう!
税金を知れば、節税の方法もわかってくるはず!
千里の道も一歩から!!
住民税とは?
住民税とは、区市町村民税と道府県民税を合わせて住民税と称しており、1月1日時点の住所地に納付する税金のこと。
地域ごとに必要となる経費をその住民に分担して負担してもらう、という考えから成り立っている税金です。
東京都の場合は、23区内では区市町村民税が特別区民税、道府県民税は都民税に分類されています。
住民税には個人が支払う個人住民税と、法人が支払う法人住民税がありますが、今回は個人住民税に焦点を絞って説明していきます。
この記事で使う住民税は、全て個人住民税のことを指しています。
住民税の計算方法
住民税の構成を見ると、以下の5項目に分類されます。
- 所得割:前年の所得金額に応じて課税(所得金額の算出方法についてはこちらの記事をご参照ください)
- 均等割:前年に一定以上の所得を有する場合、均等に課税
- 利子割:預貯金の利子等の額に応じて課税
- 配当割:上場株式等の配当等及び割引債の償還差益に課税
- 株式等譲渡所得割:源泉徴収選択口座内の株式等の譲渡益に課税
収入は勤めている企業からの給与のみのサラリーマンを想定して住民税の計算方法を紹介していきます。
所得割
所得割は、上記で記載した通り前年の所得金額に応じて課税される税金です。
計算式は以下の通りです。
こちらの計算式じゃ混乱してしまいますよね。。。
もっと簡単にしたのがこちら。
- 所得割額=(前年の総所得金額-所得控除)×税率-税額控除
※前年の総所得金額や所得控除については所得税の記事をご参照ください。
税率は地域によって異なります。
1月1日時点で住所がある地域に納税しなければなりませんので、その住所によって税率が異なってくることにご注意ください。
例えば、あなたが東京都内に住所がある場合は、税率は上記の表の通り以下の税率になります。
所得の金額に応じて税率がかかってくるので、相当な負担がかかっていますね。
では所得割額を減らす税額控除の項目は何なのでしょうか?
今回は項目だけご紹介のみにとどめておきます。
- 配当控除:一定の配当所得がある場合、その金額に一定の率を乗じた金額を控除
- 外国税額控除:外国において生じた所得で、その国の所得税や住民税に相当する税金を課税された場合、一定の方法により計算された金額を控除
- 寄附金税額控除:地方自治体や一定の団体等に対して2,000円を超える寄附金を支払った場合、一定の方法により計算される金額を控除(ふるさと納税がこの税額控除に該当)
- 調整控除:平成19年度の税源移譲に伴い生じる所得税と住民税の人的控除額の差(障害者控除・寡婦(寡夫)控除・勤労学生控除・配偶者控除・配偶者特別控除・扶養控除・基礎控除の所得税と住民税における控除額の差)に基づく負担増を調整するために、一定の方法により計算された金額を控除
- 配当割額及び株式譲渡所得割額の控除
- 住宅借入金等特別税額控除(住宅ローン控除)
以上が所得割の計算方法です!
均等割
均等割とは、前年に一定以上の所得を有する場合に、均等に課税されます。
東京都内にお住まいの方の均等割の課税金額はそれぞれ以下の通りです。
こちらの税額は東日本大震災の発生をきっかけに住民税均等割の税率が改正(平成23年12月)され、平成26年度から平成35年度までの間、地方自治体の防災対策に充てるため、均等割額は都民税・区市町村民税ともに500円加算されています。
今回は勤めている給与以外の収入がないサラリーマンを対象にしているため、住民税を構成しているその他の利子割、配当割、株式等譲渡所得割についての説明は割愛させていただきます。
住民税の納付時期
続いて、住民税の納付時期についてご説明いたします。
住民税は結局いつ支払えばいいの?という疑問を解決しようと思いましたが、サラリーマンの方は天引きされるのであまり意識する必要はないかもしれません。
ただこれから節税していこうとお考えの方は、住民税がいつ、どのように納付しなければいけないのか把握しておくことをオススメします!
まず納付の方法は2つあり、それぞれ納付の仕方や時期が異なります。
- 特別徴収:事業主の方(給与支払者)が従業員(納税義務者)に代わり、毎月の給与から個人住民税を差し引き、納入する方法のこと。つまり、給与から住民税として天引きされていることが特別徴収。
- 普通徴収:区市町村から送付される納付書によって従業員の方自身が納付する方法のこと。
2つある納付方法を選択できるというわけではなく、地方税法では、所得税を源泉徴収している事業主(企業)は、従業員の住民税を特別徴収しなければならない、と定められています。
しかし、事業主に事務的な負担がかかることから、所得税を源泉徴収していても、住民税は普通徴収にしていることも少なくないようです。
東京都では上記の要件に該当する事業主については特別徴収を徹底するように動いているとのことで、全国的にみても同じような動
きになりそうですね。
特別徴収と普通徴収についてそれぞれ見ていきましょう!
特別徴収
特別徴収については事業主が毎月の給与から差し引かれるため1年分の住民税を12回に分けて支払っています。
仕組みは以下の図の通りです。
従業員は、1月1日現在の住所地に応じた住民税を同年6月から翌年5月までの12回に分けて毎月支払っています。
特別徴収のメリットは以下の通りです。
サラリーマンの方は特別徴収しか選択肢がないので、特に何も考える必要はなさそうです!
ただ住所地によって住民税が大きく異なるかもしれませんので、また別の機会に住所地ごとの住民税額を出してみたいと思います!
普通徴収
普通徴収は主にサラリーマンではなく自営業者やフリーランスの方など、特別徴収の対象とならない人に適用される徴収方法です。
税額や納期、納付場所などが記載された納税通知書が納税者に交付されますので、納税者はそれを持って銀行やコンビニ等で支払う必要があります。
支払方法は2つ。
- 一括納付:6月から翌年5月分を一括して納付する。納付期限は6月末
- 4分割して納付:4回に分けて納付し、納付期限はそれぞれ6月末、8月末、10月末、翌年1月末
普通徴収の場合であれば、一括納付は負担が一気に来るので、4分割にする方がよさそうですね!
ただ少し面倒ですね。。。
まとめ
いかがでしたか?
住民税の基本的な知識について今回の記事で理解が進めば幸いです!
肝心の節税については、基本を知ってから掘り下げていきましょう!
【初心者編】投資信託の選び方!ポイント
こんにちは、すくじーたです!
今回は投資信託の選び方【初心者編】という記事を作成しました!
個別株式は大きく変動するので怖い、でも銀行預金は金利が低すぎるので、投資信託を買いたい…でも投資信託の種類が山ほどあってよくわからない!という方に向けて、投資信託を選ぶ際に気を付けておきたい3つのポイントをご紹介したいと思います!
長期投資を前提に積立てを行おう
いきなり選び方というタイトルからズレてるやん!
という声が聞こえてきそうですが、投資信託を選ぶ上でも短期運用なのか長期運用なのか、という前提は投資前に必ず決めておく必要があります。
そして投資信託を購入するのであれば、長期投資前提且つ積み立てで投資していくことをおすすめいたします。
投資信託も株式と同様に価格が上下動します。
リーマンショックやコロナショック等、突然、価格が大幅に下落することもあります。
もちろん底値(価格が最も安い状況)で購入できて、将来的に価格が上がり続ければ、積立てではなく、一気に購入した方がいいのですが、そんなうまくはいきません。
そこで積立てを行うことで、価格が上下動しても、一定期間、定額を購入し続けることで投資信託の高値掴みを回避する、いわゆる「ドルコスト平均法」を使って投資をすることを特に初心者の方にはおすすめしたいと思います。
毎月下図のように投資信託の価格が変動していた場合を例に挙げて説明してみましょう。
毎月3万円をこちらの投資信託の購入に充当したケースと、毎月30口購入したケースの1口当たりの購入金額を見てみると、前者は925円に対し、後者は964円と、毎月3万円を淡々と購入しているケースの方が安い価格で投資信託が購入できています。
もちろん、価格の変動具合によって状況は変わってきますが、いつが底値なんだろう、今日買って明日価格が下がったらどうしよう、と迷うコストを考えると、機械的に毎月定額で購入しても変わらない、むしろお得な可能性もありますよね、ってことです!
特に投資信託においては、価格の変動はファンドマネージャー(投資信託の内容を考えているプロフェッショナル)に任せて、毎月定額購入していきましょう!
S&P500と連動する投資信託にしよう!
前述の通り投資信託はかなりの種類があります。
長期的に見て上昇する可能性がある投資信託を購入したいと思いますので、S&P500をベースとしている投資信託を選択するようにしましょう!
簡単に言うと、日本で言う日経平均株価のアメリカ版と考えてもらえればわかりやすいかもしれません。
なぜこのS&P500と連動している投資信託をおすすめしているかというと、下図を見て分かる通り、長期的に見ても上昇し続けている指数なのです。
とりあえず最初はこのS&P500と連動した投資信託を選択することをおすすめいたします!
手数料などの経費が低い投資信託を選ぼう!
最後のポイントはこちらです!
投資信託は購入する際に、購入時に発生する販売手数料や毎年負担が発生する信託報酬といった経費が存在します。
この経費ができる限り低いS&P500と連動した投資信託を選択しましょう!
ちなみに私は「SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」を積み立てています。
SBI証券に口座がないと購入できないのですが、販売(買付)手数料が0円で、信託報酬は0.0938%と100万円投資しても1年で938円、という他のS&P500に連動した投資信託の中では最安(私が調べた限りでは…)でした。
お金を増やすために投資をしているのに、多額の手数料を払うのはもったいない!
できるだけ経費が安い投資信託を選択しましょう!
まとめ
上記3ポイントを守って、地道に資産を増やしていきましょう!
トラリピ〈米ドル円〉でおすすめしたい設定!
こんにちは、すくじーたです。
私はトラリピで豪ドル円、カナダドル円を中心に1,200万円運用しています!
利益が増加していけば、通貨を増やしていきたいなーと考えている中で、やはり世界の基軸通貨である米ドル円も選択肢として入っています。
私の考えに基づいた米ドル円の設定についてご紹介していきます!
豪ドル円、カナダドル円の詳細の設定は、以下の記事でご紹介しておりますので、ご興味がある方はご覧ください!
【豪ドル円の設定】
【カナダドル円の設定】
米ドル円のトレンド
僕が実際に運用している豪ドル円・カナダドル円の設定をするときと同じ考え方ですが、まず今までのレートのトレンドをチャートを使って見ていきます。
期間は20年間でいいでしょう。
僕はリーマンショックの影響による通貨の推移に注目しています。
大暴落時をワーストケースとすることで、ロスカットレートの目安にすることができます。
20年間の推移を見てみると、最安値が2011年10月の75.54円、最高値は2002年の135.15円です。
このトレンドをベースに、設定を考えていきたいと思います。
米ドル円の設定
設定は、大きく分けるとレンジと金額で考えなくてはいけません。
レンジが広いとトラップが少なくなるので、決済が起きづらくなる一方、大きな変動でもロスカットが起こりにくいメリットがあります。
逆にレンジが狭いとはまれば決済が多数発生して収益が上がる一方、レンジを外れた動きをした場合、含み損が増加するデメリットがあります。
運用資金とロスカットの水準を考えながら、細かく設定することをおすすめいたします!
レンジは買いと売りで二分する
過去20年間の米ドル円の推移を見てみると、75円~100円の水準だと円安/米ドル高に進む可能性が高く、100~125円からは円高/米ドル安に動く可能性が高い、と言えます。
つまり、75~100円のレンジに買い設定、100~125円のレンジに売り設定にします。
ロスカットレートに細心の注意を!
ご存知の通り、金額次第でトラップ本数が変わってきます。
設定で最も注意しなければならないことはロスカットです。
ロスカットは運用元本が毀損するため、トラリピのみならず、運用をする際に最も注意しなければならない点です。
トラリピには「運用試算表ツール」があり、運用資金とその他設定に対して、ロスカットレートがいくらになるか、簡単に確認することができます。
もし複数通貨の運用する場合は、トレード画面での「シミュレーションツール」を活用した方がわかりやすいと思います。
僕は、計算根拠が見えないツールだけでは不安なので、エクセルでシミュレーションツールを作成し、ロスカットレートを確認しています。
こちらでは、運用資金100万円で、買いのみ設定した場合のシミュレーションをやってみたいと思います。
75~100円のレンジでトラップを62本設定しました。
上記の条件だと、2020年5月27日現在の米ドル/円レートが約107円なので、このまま円高米ドル安に進んだ場合、米ドル円が74.319円よりも円高/ユーロ安に落ちたとき、ロスカットが発生します。
ではもう少しレンジを狭くして、90~100円にトラップを44本設定した場合のシミュレーションをしてみましょう。
過去最安値の水準まで円高/米ドル安になったとしてもロスカットされない設定になりました。
上記のように運用資金やレンジ、トラップ本数によって設定を変更しなければなりませんが、今までのトレンドに基づいて設定をすれば、うまく不労所得を得られるのではないかと思います!
まとめ
トラリピの設定方法は、
- 今までの相場トレンドを見て、運用する通貨を決め、レンジも決める!
- トラリピのシミュレーションを活用して、預託証拠金の金額(運用資金)、トラップ本数を決める!
- どの程度のリスクを許容できるか想定し、慎重に設定する!
以上です!
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ソーシャルレンディングで注意すべき3つのポイント
こんにちは、すくじーたです!
個人的にはソーシャルレンディングはオワコンだと考えている一方、投資後は特に何もしなくても勝手に分配金が振り込まれるので、ポートフォリオの1つとして投資はしていきたい、と考える投資家の方はいらっしゃると思います。
私も実際に約2年半、総額約500万円を投資し、約10万円のリターンを得た実績がありますので、投資する際に注意していた点について簡潔にまとめてご紹介していきたいと思います。
期間は短期(1年以内)にすること
実は元々メガバンクで法人融資に携わっていたこともあり、融資に関してはプロフェッショナルだと自負しています。
融資をする際の判断基準となる項目は色々ありますが、期間によって審査が厳しくなったり緩くなったりします。
銀行における法人融資の期間は1年以内が短期融資、1年超が長期融資という考え方になっており、1年以内の短期融資であれば、審査が緩くなる傾向にあります。
つまり、銀行は長年の法人融資の実績から短期融資が返済される可能性は長期融資と比較して高い、というデータが蓄積されていることがわかります。
ソーシャルレンディングは、銀行で調達できなかった企業やプロジェクトがソーシャルレンディングでの資金調達を試みている可能性があり、銀行融資よりも、より慎重になる必要があると考えています。
ですので僕は、可能な限り1年以内の案件に投資するようにしています。
担保若しくは保証が入っていること
上述の通り、ソーシャルレンディングで資金調達を試みている企業やプロジェクトは、銀行から資金調達できなかった可能性が高く、リスクは高いという前提で投資判断をした方がいいと考えています。
そこで、収益で返済できなくなったときでも、企業を清算することによってできた資金で、借入の返済を約束をしている、という意味である担保・保証は必須!
但し、担保・保証が入っていたとしても、投資した金額の全額が絶対に返ってくるわけではないことを念頭におき、投資判断するようにしてください。
資金が固定されるので、余裕資金のみ投資すること
ソーシャルレンディングは、投資資金が投資期間中、完全に固定されることを念頭に置いて、投資することをおすすめいたします。
案件によっては期限前返済となるケースもありますが、投資する側はコントロールできないので、満期になるまでは、投資資金は引き出すことができない、と考えなければなりません。
もしも、投資する資金が必要になる可能性が少しでもあるのであれば、ソーシャルレンディングで投資するよりも、投資信託や株式など、流動性の高いものを選択することをおすすめいたします!
まとめ
- 期間は短期(1年以内)にすること
- 担保若しくは保証が入っていること
- 資金が固定されるので、余裕資金のみ投資すること
上記3点がソーシャルレンディングで注意すべき3つのポイントです!
最後に個人的な意見を申し上げますと、ソーシャルレンディング、トラリピ、株式投資を経験してきた現時点の結論としては、圧倒的にトラリピの方が優秀だと思います。
理由は以下の3点です。
- リスクコントロールが可能(ロスカットをどのように設定するか)
- 利回りが高い(将来的にはわかりませんが、現時点の実績で見るとトラリピの方が利回りが高い)
- 流動性が高い(評価損が出ていれば、元本が毀損する可能性がありますが、本当に必要になったときに現金化が可能)
投資はご自身で決断する必要がありますが、参考になれば嬉しいです!
トラリピ〈ユーロ円〉で不労所得を得られる設定とは?
こんにちは、すくじーたです。
私は豪ドル円、カナダドル円を中心に1,200万円で運用しており、通貨を増やせる余力資金がないことから、ユーロ円の設定はありませんが、もし資金があれば実行したい設定について、ご紹介したいと思います。
豪ドル円、カナダドル円の詳細の設定は、以下の記事でご紹介しておりますので、ご興味がある方はご覧ください!
【豪ドル円の設定】
【カナダドル円の設定】
ユーロ円のトレンド
僕が実際に豪ドル円・カナダドル円の設定をするときと同じ考え方ですが、まず今までのレートのトレンドをチャートを使って見ていきます。
期間は20年間でいいでしょう。
僕はリーマンショックの影響による通貨の推移に注目しています。
20年間の推移を見てみると、最安値が2000年10月の88.87円、最高値は2008年7月の169.93円です。
このトレンドをベースに、設定を考えていきたいと思います。
ユーロ円の設定
設定は、大きく分けるとレンジと金額で考えなくてはいけません。
レンジが広いとトラップが少なくなるので、決済が起きづらくなる一方、大きな変動でもロスカットが起こりにくいメリットがあります。
逆にレンジが狭いとはまれば決済が多数発生して収益が上がる一方、レンジを外れた動きをした場合、含み損が増加するデメリットがあります。
軍資金とロスカットの水準を考えながら、細かく設定することをおすすめいたします!
レンジは買いと売りで二分する
今までのユーロ円のトレンドに基づくと、88円~129円からは円安/ユーロ高に動く可能性が高く、129~170円からは円高/ユーロ安に動く可能性が高い、と言えます。
ですので、ユーロ円を設定するのであれば、上図のように、88~129円のレンジに買い設定、129~170円のレンジに売り設定にすることをおすすめします。
ワーストケースを想定して設定しよう
金額次第でトラップ本数が変わってきます。
トラリピのマイページには「運用試算表ツール」があり、サクッと運用資金と設定に対するロスカットのレート水準を確認したい場合に便利です。
一方、複数通貨の運用する場合は、トレード画面での「シミュレーションツール」を活用した方がわかりやすいと思います。
ロスカットが発生すると元本毀損というという相当重要な水準を計算する根拠が見えないと不安なので、自分でシミュレーションツールを作成しています。
話がそれてしまいましたが、運用資金、レンジ、トラップ本数、トラップ1本に対する購入通貨量等によってかなり異なってくるので、読んでいただいている皆さんの状況に応じて、ご自身で設定を決めていただく必要があります。
こちらでは、運用資金100万円で、買いのみ設定した場合のシミュレーションをやってみたいと思います。
88~129円のレンジでトラップを40本設定しました。
上記の条件だと、もし全てのトラップのポジションを持って円高/ユーロ安に推移した場合、ユーロ円が86.974円よりも円高/ユーロ安に落ちたとき、ロスカットが発生します。
ではもう少しレンジを狭くして、88~100円にトラップを102本設定した場合のシミュレーションをしてみましょう。
過去最安値の水準まで円高/ユーロ安になったとしてもロスカットされない設定になりました。
上記のように運用資金やレンジ、トラップ本数によって設定を変更しなければなりませんが、今までのトレンドに基づいて設定をすれば、うまく不労所得を得られるのではないかと思います!
まとめ
トラリピの設定方法は、
- 今までの相場トレンドを見て、運用する通貨を決め、レンジも決める!
- トラリピのシミュレーションを活用して、預託証拠金の金額(運用資金)、トラップ本数を決める!
- どの程度のリスクを許容できるか想定し、慎重に設定する!
以上です!
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ソーシャルレンディングはオワコンと考える理由
こんにちは、すくじーたです!
過激なタイトルを付けましたが、個人的にmaneoやクラウドバンク、人気どころで言えばオーナーズブックやFundsといったソーシャルレンディングはオワコンだと考えています。
私も実際に約2年半、総額約500万円を投資した経験に基づいて、オワコンと考える理由についてご紹介したいと思います。
ソーシャルレンディングの運用実績は約500万円投資、約10万円
2018年1月にソーシャルレンディングに投資を始め、投資金額は時期によって波がありますが、総額約500万円、正確には5,257,000円を投資しました。
リターン(分配金額)は、約10万円、正確には99,249円でした。
あまり本題とは関係ありませんが、サービス別の投資金額及び分配金額は以下の通りです!
- maneo:投資金額 2,761,000円、分配金額 36,491円
- クラウドバンク:投資金額 2,246,000円、分配金額 56,410円
※2020年6月に最後の償還88円が到来して、クラウドバンクへの投資は終了予定
- オーナーズブック:投資金額 250,000円、分配金額 6,348円
ソーシャルレンディングがオワコンと考える理由は3つ
ソーシャルレンディングがオワコンであると考える理由は3つあります。
リターンが小さい
計算しやすくキリのいい数字にすると、2年間、500万円投資して10万円のリターンでした。
つまり年間の利回りが1%ということ。
もちろん2年間の内、投資してもいい案件がなかったり、人気がありすぎて投資できなかった案件もあったので、投資していなかった時期もありますが、実績としては1年間で5万円しか増えていない、ということです。
もちろん銀行の定期預金と比較すればリターンは多いですが、リスクに見合うリターンがなかった、と感じています。
実際、maneoでは多くの延滞案件が発生しており、リスクも相応にあるのに、、、という印象が強いです。
資金が長期間固定されてしまう
もちろん案件によりますが、最短で1ヵ月ですが、2年以上の案件も多く存在します。
僕はリスクの観点から、1年超の案件は避けてきましたが、それでも1年前後、資金は引き出せず、固定されてしまいます。
コロナショックなどの有事の際に、現金が必要になったとしてもすぐに現金化できない、というリスクが高い一方、上述のリターンが小さく、ソーシャルレンディングはイマイチだなーと感じました。
0か100か
ソーシャルレンディングは、融資です。
融資先が債務不履行、つまり返済できなくなった場合、貸し手である我々の元本さえも返済されない可能性があります。
もちろん投資した全額ではなく、一部の返済がされる可能性がありますが、投資した我々ができることは何もなく、ただ運営企業の報告を待つだけになってしまいます。
投資する金額は多い(リターンが小さいので、リターンを求めると投資金額も多くなる)一方、リターンも小さく、資金も固定され、投資元本さえも返ってこないリスクがある、という点で、ソーシャルレンディングはミドルリスクローリターンだなー、と感じました。
ソーシャルレンディングをするならトラリピの方がいい
ソーシャルレンディング、トラリピ、株式投資を経験してきた現時点の結論としては、圧倒的にトラリピの方が優秀だと思います。
理由は以下の3点です。
- リスクコントロールが可能(ロスカットをどのように設定するか)
- 利回りが高い(将来的にはわかりませんが、現時点の実績で見るとトラリピの方が利回りが高い)
- 流動性が高い(評価損が出ていれば、元本が毀損する可能性がありますが、本当に必要になったときに現金化が可能)
投資はご自身で決断する必要がありますが、参考になれば嬉しいです!